2012年9月15日土曜日

怒り新党(9月12日)のマツコ・デラックス


マツコの部屋 アンタがいるから素直に笑えないのよ 編 [DVD]



マツコ&有吉の怒り新党

いつも楽しく拝見しております。ええ。

とくに先日、9月12日の回は印象深かったです。


気になった「怒りメール」

「女性が強くなった・女性の時代」という一般女性に腹が立つ (40代・男性)

ざっくり一行で言うとこういうもの


これに対して、有吉さん100%賛成、マツコさん100%反対w

このトークでの有吉さんとマツコさんの立場が、なんだか日本のジェンダー観を象徴しているというかなんというか。


(以下、部分的にコメントを引用)


マツコ「でも『女の時代だ』って言い出したのは男だからね」



有吉「俺らはそうじゃない、庶民は」


マツコ「その辺の会社のさあ、ハゲ部長とかだってさあ、そういう目で女の子を見てるのよ」

    「で、なんかあって、ちょっと勝気な女の子が出てきて、女の主張だみたいなことを言ったら」

    「『女のクセに!』って言うのよ」

    「それがあることを前提にしないと、かわいそう、女が」

マツコ「私はこういう話題になったら、絶っ対に折れないわよ!」



有吉「こりゃあ、もう……女の時代だ(苦笑)」

「いつも男は茶化して逃げる」(テロップ)



テレビ番組の引用をブログに書くというのは、著作権がらみのグレーゾーンでちょっと怖い^^;

(奇跡的にこのブログをご覧になって興味をもった方は、誤解を招かないためにもちゃんと番組録画を見て欲しいですw)



● メディアは男の頭で出来ている、、、俺らは?

さて、

確かに、雑誌やTVなどマスコミで決定権をもっているのは、男尊女卑の思想が強い所謂「ノンケのおっさん」でしょうね。

そんなおっさんたちが、日本中のマスにコミュニケーションしているんだから怖いことだわ。

そんなコミュニケーションが当たり前の環境の中にいる僕たちも、無意識にも男尊女卑の考えになっていてもおかしくはない。

有吉さんが「俺らはそうじゃない」って言ったけど、どうでしょうね。

自分がそうだと気付いてない、またはそうだと思いたくない人は多いんじゃないかな。

現に僕もまだまだ男尊女卑の”シミ”は残っていると思う。

例えば、「事務職=女性」みたいなステレオタイプというかイメージみたいなものはまだ拭いきれません。

「男はこう」「女はこう」っていう昔ながらの性役割の考えは出来るだけ捨てたいんですけどね。



● バラエティ番組に出演するLGBT(L=レズ、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダー)

さてさて、

マツコさんがこのようにガチの話を、バラエティ番組でするのはとても大切なことだと思います。

ジェンダーとかセクシャルマイノリティの話って、あまりこちらから能動的に聞こうとは思わない。

だから、万人が視聴するバラエティ番組にマツコさんたちが出て、ジェンダーとかセクシャルマイノリティについて主張するのはいいことですよね。


僕もそう思ってました。


しかし、こういう見方もあるようです。

「ゲイやオカマは、バラエティ番組のキャラクターとして消費されている」

ゲイの知り合いが多い友人から又聞きしたことなので定かではありませんが、確かになあと思う。

KABAちゃんとか、楽しんごとか、面白いですもんね。

そしてそれを面白がるように番組も構成されている。


今回の怒り新党でも、有吉さんが茶化しますw


これは、もしかしたら有吉さん本人の意志ではなく、有吉さんが「バラエティ番組」という空気を読んで、わざと茶化してるのかもと感じました(わかんないけど)。

日頃、別のバラエティ番組での有吉さんを見てたら、まあ、あり得なくはないなと。

ああいう番組でガチ討論の末、笑いがなかったらちょっと不安になりますよね。

でも、マツコさんが真剣に語っているところに追い風となるBGMを流したり、大事な場面にちゃんとテロップを入れてるあたり、怒り新党は健全なのかな?

ちゃんとキャラクターとして消費するだけじゃなく、マツコさんの主張をボカさなかったのは、なんだか安心しました。


しかし、ジェンダーよりも差別意識が強いであろうセクシャルマイノリティに対してはどうですかねぇ。

彼ら彼女らがテレビ番組を盛り上げる姿は毎日のように見るけど

彼ら彼女らがテレビ番組で悲痛な叫びを上げているのはあまり、ほとんど見ません。

そう考えると

「ゲイやオカマは、バラエティ番組のキャラクターとして消費されている」のかもしれません。


いやあ、しかし、今回の怒り新党は神回だったと個人的に思います!

こうやって真剣に性差別について考える機会が身近にあるといいですな。

なんか僕がフェミニストみたいになってますが、そういう自覚はあまりありません。



僕がこんな風に、ジェンダーやセクシャルマイノリティについて考えだしたのは、本当につい最近です。

身近にゲイの人がいたからです。

ちなみに僕はヘテロ(ノンケ)です。

よくゲイコミュニティのことを「あっちの世界、そっちの世界」と言いますが、

住んでる世界は我々と同じです。

よく「男だから~」「女だから~」と言いますが、

体つきなどの「性差」はあっても、「~すべき」という「性役割」はあまり無いのかもしれない。


まあ、難しい問題です。

もっと勉強していきます。


訪問者の少ない当ブログですが、こういうテーマにはあえて見てる人がいる風な口調にしてみました。

もっと訪問者増えねぇかな(ヽ´ω`)

増やす努力はしませんが!





続・世迷いごと












2 件のコメント:

  1. 通りすがりの者ですが、私も神回だと思いました!
    マツコさんはマスコミ・出版関係のお仕事が多いから、実態を良くご存知なんですよね。いちいち、そうだ!そうだ!とうなずいてしまいました(笑)
    個人的に「男のクセに」とか「女のクセに」とか「若造のくせに」etcという差別発言は大嫌いです。ただ自尊心を守るための言い訳にしか聞こえません。
    マツコさんには、どんどん発言してもらいたいです。マツコさんの身を削らない程度に(笑)

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    1. ありがとうございます^^
      そうですよね。
      「男・女」とか「年上・年下」とか関係なく、人間、ほとんどの関係において対等であるべきだと思います。

      マツコさんみたいな人は貴重ですね。
      長生きしてほしいです(笑)


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