混浴温泉世界、別府(3) 続き
【 4日目 】
滞在最終日。
まずは宿をチェックアウト。お世話になりました。
今朝も、別府に来てからのルーティンに移る。
まずは「カナンベーカリー」へ。
……
日曜定休……
よもぎあんパンが食べたくて仕方がなかったのだが……
渋々、別府駅中の小洒落たパン屋さんへ。
パンを買い、海門寺公園で食べる。
美味しいが、最終日をカナンベーカリーで締められない悲しさもひとしおだ。
今日はまず、platform02に行き、「水図」をじっくり拝見する。
もう一人の作者のブブさんが笑顔で出迎えてくれた。
この「水図」、人の記憶に引っかかる、不思議な作品だ。
続いて、伊藤存さんの作品を拝見しに、platform05へ。
入り口で、混浴温泉世界のTシャツを着た受付のお姉さんが俺を見るなり
「あれ!?昨日、トークイベントにいました?」
このお姉さん、昨日、俺の後ろにいたらしい。
そういえば、質問タイムの時に頭の後ろから軽快な声が飛んでいたような。
ああ、この人がアベリアさんか(←事前に噂を聞いていた)
伊藤存さんの作品は、刺繍だ。
キャンバスに縫ってある糸、近くで見れば糸なんだけど、距離をおいてみると水墨画のような絵になっている。
また、カラフルな松ぼっくりも置いてあり、これは別府に住む96歳のおじいさんの作品なんだとか。
platform05を出て、存さんとアベリアさんと話していると、そのおじいさんが金色に塗り上げられた自転車に乗って登場。
一同爆笑。噂をすれば影である。
存さん、アベリアさんに別れを告げて、また歩く。
もう会うこともないかもしれないが、またどこかで会えるような気もする。そんな不思議な親近感があった。
腹が減ったので、駅前のお店「とよ常」へ。
ずっと食べようと思っていたのだよ!特上天丼!
店内に入ると、あらっ、3年前に友達と夕食を食べに来たお店じゃないか。
なんたる偶然。そして天丼をペロリ。うんまい。
昼からは、またまた創平さんとブブさんのトークイベントへ。
昨日より詳しい話が聞けるそうだ。
…
思いの外、話が脱線しまくりだったが、それはそれで良かったことにしよう。
お次は、友人と合流して明礬温泉へ。
亀の井バスに揺られて30分ほどで到着。
うむ、明礬へはやはり自転車で行くべきだ!
温泉に入った後、またしても岡本屋売店へ。
メニューに抹茶プリンが加わっている!
蒸したまごと一緒に注文。
この蒸したまごの価格が1個100円。納得がいかんかったが、渋々購入。
だって、温泉の蒸気に置いておいただけでできる蒸したまごが100円って…ねえ
ぶちぶちと文句を言いながら、殻を割ってパクリ。
あっ……これは100円の価値あるわ、ごめんなさい。
むちゃくちゃ美味しかったので、帰りの電車で食べる用に、もう1個購入。気分ホクホク。
夜が始まりかけた明礬からの帰り道は雨。
薄暗い鉄輪の側溝から湯煙がもくもく。
湯煙に照明が当たって、とても不思議な光景であった。
別府に着いた。
僕はそのまま特急に乗って帰る。
現地集合・現地解散の友人たちに別れを告げて、改札を通る。
特急ソニックに乗りたかったが、違う車両のようだ。
それにしても、別府駅の「べっぷぅ~↑べっぷぅ~↑」というアナウンスにはつい笑ってしまう。
いろいろと愉快な街だった。
特急乗車中に、お弁当と蒸したまごを食べた。
電車の中で蒸したまごなんて、もう板東英二を馬鹿にできない。
小倉で新幹線に乗換えて、一気に京都へ。
こうして別府への小旅行が終わった。
かなり駆け足で書き上げてしまったので、ちゃんとまとめよう。
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