11/1~4の間、別府に行ってきた。
目的は様々だが、学生時代に出会った京都精華大学の先生、山田創平氏が出す「水図」という作品を観るため、とした。
夏場から計画していた(別記事 BEPPU ART MONTH 2012)が、早くもその時が来て、もう滞在は終わってしまった。
しかし、滞在中の4日間は時間がゆっくりと流れて、とても充実した日々だった。
これはその回顧録である。個人的な。
【 1日目 】
正確には0日目から。
17時終わりのバイトを即行で切り上げて、17:20烏丸発の通勤快速に飛び乗った。
19時過ぎ大阪港発のフェリーに乗らなければ、いきなり旅が終わってしまう。
なんとかトレードセンター前まで着いて、諸手続きを済まし、フェリーに乗り込む。
いちばん安いツーリスト(雑魚寝の相部屋)に荷物を下ろし、別府に着くのを待つ。
フェリーさんふらわあ、これくらい大きなフェリーに乗るのは初めてかもしれない。
船内レストランでサンマをいただく。隣の席のおじさんは1Lのパック酒を持ち込んでいる。
ロビー設置のテレビで日本シリーズを観る。数人のおじさん達と熱を共有する。
日付が変わりそうな頃、デッキに出てみる。風が強い。偶然、瀬戸大橋の下をくぐるタイミングだった。圧巻。
部屋に戻り、寝る。隣のおっさんが近づきすぎてキモかったが、我慢して寝る。
朝7時、別府に着いた。
朝日にまみれて散歩。今日泊まるゲストハウスを覗いて、さて、何しよう。
とりあえず、近くのパン屋さんでパンを買い、別府タワーが臨む広くてきれいな公園でハトと一緒に朝食。
温泉にでも入ろうかと思ったが、タオルを忘れるという失態に気づく、別府に来といてだ。
やむなくトキハというショッピングセンターでタオルを買った後、バスで鉄輪へ。
鉄輪。「かんなわ」と読む。
別府八湯の一つ鉄輪温泉、そして地獄めぐりがある観光地だ。
この日は平日ということもあってか、観光客はさほどいない。
観光客の一人である僕は、観光案内所で温泉を紹介してもらい、旅館の通り湯へ行くことに。
ちょっと坂を上って、「東屋」という高そうな旅館へ。鉄輪が一望できる温泉を500円で独り占めした。
温泉、全裸、高台、景色一望、一人、昼間、と、開放感MAXのヘヴン状態。
気持よすぎた。
その後、旅手帖beppuに載っていた勝太郎食堂へ。拳大のおはぎを2つ胃袋に収めた。ちょっと後悔。
そういえば、ここ鉄輪、というか別府には猫が多い。
蒸し湯温泉の前で、太った灰色の猫をひとしきり撫で回した。
そして歩いて別府に帰ろうとするもリタイア、途中でバスに乗る。
別府に帰って、夕方、ゲストハウスにチェックイン。昼間の疲れで寝てしまう。起きたら20時。
食事を求めて商店街へ。賑やかで昼間とはまったく顔色が違う。
「千と千尋の神隠し」の、あの街を思わせる別府市街地。
結局、駅前のお店で日本シリーズを観ながらとり天定食をいただき、ゲストハウスに戻って寝た。
今思い返すと、わりとあっさり目の1日目だった。
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