2012年7月24日火曜日

メスト・エジルに抱いた親近感の正体





先月、サッカーEURO2012が行われ、スペインが圧倒的な強さで優勝した。

僕はサッカー初心者(プレイも観戦も)なわけだが、こういった大きな大会は見る。

そんなサッカー初心者が、2010年のW杯から、やけに気になっている選手がいる。

ドイツ代表のメスト・エジルだ。


Ozil
Ozil / Jan S0L0



ドイツ代表MFのその風貌に、不思議と親近感を抱いて見ていた。自分とは縁もゆかりもないけど。



( ´ー`) 「うちの大学に普通に歩いてそうやなあ…」


そう、エジルはドイツ人の割には、他の白人選手達とは明らかに違っていた。

なんか日本人っぽいのだ。

少なくとも、他のドイツ人選手より遥かに日本人っぽい。



そこで調べてみると、エジルはトルコ系移民の3世らしい(Wiki調べ)

つまり人種的にはトルコがルーツなのだ。



「んなるほど」



エジルに親近感を抱いていた不思議が判明した。


答えを言ってしまうと、トルコ人と日本人は、「親戚」なのだ。



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以前、友達みたいな大学の先生と一緒に、草間彌生展へ行き、その後、福島(大阪)のトルコ料理立ち飲みバーに入った。

狭い店内で、トルコのビールを飲みながら、ひよこ豆やらオリーブやらつまんでいると、若いトルコ人の店員さんが僕らに絡んできた。

この人、むちゃくちゃよく喋る。

自分のことやトルコのことを嬉々として語ってくれた。

その中で最も印象的だったのが、トルコ人と日本人の関係のこと。


(  ゚∀゚ ) 「トルコ人が日本を大好きな理由ハネ、昔、トルコの船が日本の和歌山で遭難したトキ、日本人が親切に船員を助けたからって言われテル」

(  ゚∀゚ ) 「それも正しいケド、でもホントはそうじゃナイ」

(  ゚∀゚ ) 「もっと大きな理由がアル」

(  ゚∀゚ ) 「トルコ人も日本人も、人種のルーツがモンゴルにアルの。つまりトルコ人と日本人は親戚」

(  ゚∀゚ ) 「だからトルコ人、日本人のことダイスキ。そういう理由なのネ」


こんな感じでしゃべっていた。


トルコ人のルーツがモンゴルにあるなんて全然知らなかった。


2002年W杯では、決勝トーナメントでトルコと日本が当たることになった時に、テレビで親日国トルコの事がやたらと紹介されてたが

こんな理由があったなんて、どこも教えてくれなかった。

というか、やはり日本人はそんなこと知らなかったんだと思う。


そして、人種のルーツが同じだからって「親戚」とか言ってくれるトルコ人に驚いた。

んで、やっぱり嬉しかった。

もちろん、全てのトルコ人がそう思っているわけではないと思うが。

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こんな経験があり、エジルに親近感を覚えたことに納得した。

なんたって、僕とエジルは「親戚」らしいのだ\(^q^)/








TRANSIT(トランジット)15号  美しきトルコの魔法 (講談社 Mook(J))





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